2026.3.1 春の夜長の書評コーナー 東欧革命1989 ソ連帝国の崩壊 ヴィクター・セベスチェン 白水社
書評コーナーですがだいぶ間が開いてしまいました。なかなかUPできずすみません。
今回紹介する本は、「東欧革命1989 ソ連帝国の崩壊 ヴィクター・セベスチェン 白水社」です。
以前紹介した、岩波新書「東欧革命」と比べると、かなり細かくボリューミーに書かれています。
あらすじについて簡単に触れると、1989年に東欧で起きた一連の出来事(ポーランドの連帯運動、ベルリンの壁崩壊、チェコスロバキアのビロード革命、ルーマニアのチャウシェスク政権崩壊など)を中心に、ソ連の「帝国」支配がなぜ・どのようにして崩れていったのかを、多角的かつ時系列で描いています。
- 各国ごとの民衆の動きと指導者の対応
- ゴルバチョフのペレストロイカ・グラスノスチの影響
- アメリカ・ソ連の冷戦構造、アフガニスタン侵攻の後遺症
- ヴァチカン(ヨハネ・パウロ2世)の意外な役割
など、複合的な要因を丁寧に紐解いています。単なる年表ではなく、各エピソードが連鎖的に「鉄のカーテン」に穴を開け、最終的に一気に崩落していく過程がスリリングに再構成されています。
なお、ページ数が600頁越えのボリュームがありますが、東欧革命について網羅的に知るには最適な本といえるでしょう。また、本書は、東欧革命について1時間近い長尺の動画を多数upしている「ゆっくりヤチヨさん」youtubeチャンネルの主要参考文献としても使われています。
https://www.youtube.com/@%E3%82%86%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%83%A4%E3%83%81%E3%83%A8%E3%81%95%E3%82%93/videos
読む価値はある一冊です。
以上、春の夜長の書評コーナーでした。次回もお楽しみに。

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