2024.12.11 冬の夜長の書評コーナー みんなでつくる中国山地 2024 中国山地編集舎刊
今回は最近入荷した新刊書「みんなでつくる中国山地 2024」中国山地編集舎刊 を紹介したいと思います。
「みんなでつくる中国山地」も一番最初の創刊準備号(のろし号、№0)からはじまり、2024では№5までと、毎年1冊のペースで、通巻6冊にまで続いている。
当店では創刊準備号から、最近出た2024年号(№5)までバックナンバーも含めて取りあつかっている。
創刊準備号のときは島根県在住者が中心のためか、内容がほとんど島根県の事例(鳥取県が少し)ばかりで、「中国山地」と銘打つわりにはなんだかなー、と思ったものだが、号数を重ねるごとに、エリア、執筆者、テーマが拡充し、記事に広がりと深みが増している。
テーマや執筆陣も、最初のころは地域おこし関連団体中心だったが、号数を重ねるごとに、ライター、建築家、と地域おこしとあまり関係ない専門家も原稿を寄せるようになっている。
この手の本は得てして、地域おこし界隈の自慢話や事例紹介等自己満足的なものや、役所のPR的なものになりがちだが、「みんなでつくる中国山地」は、題名の通り、「みんな」がどんどんふくらんで、本の内容的にもひろがりと深みがましていて、今後の継続が楽しみである。
ぜひとも内にこもることなく、広く、オープンマインドで活発な交流、情報交換を通して、中国山地、ひいては中山間地域の抱える問題の解決の道しるべやヒントとなるべく活動を続けていただきたいと願う。
当店では、こういった地域おこし関連の書籍も数多く取り扱いしております。また、2024年12月、当店姫路支所に地域おこし、起業本コーナーを設けました。特設コーナーは今後毎月別のテーマで運営していく予定です。次回もお楽しみに。
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